私が日本を捨ててドイツへと渡った理由。

どこから話したらいいのか分からないけれど、高校生の頃から始めようかなと思います。

私の行っていた高校は、まさしく「田舎の進学校」という一単語で全てを説明できるような公立高校でした。制服着てたらその辺のおばちゃんに「頭良いのねぇ」と思ってもらえる、しかし区外に出たら誰も名前を知らない、そういう高校でした。

 

若干背伸びして入ったのもあり、期待し過ぎていたのもありましたが、入ったら大した学校ではありませんでした。私を含めて「平凡」という言葉が似合う真面目な生徒たちが集められていました。

 

先生たちは非常に教育熱心でした。

宿題を出さなかったら怒られてビックリしたり、学習時間記録表を毎週月曜に提出させられたり(!)、入った当初は驚きましたが周りの生徒たちは普通にそれを受け入れていて、いつの間にか私にとってもそれが普通になっていました。

他の高校を知らないのでそれがもしかしたら普通なのかもしれませんが。週一で生徒のモチベーションを高めるための学年集会がありました。延いては学校の名声を高めようとしていたのでしょう。

しかしこの学年集会のせいで私は、人が話し始めると意識がどこかへ行ってしまうという最悪の癖を身に着けてしまいました。いまだに治らない。

 

高校を入ってすぐに、滅多に話しかけてこない父が私に「やりたいことないなら大学なんか行くな」と言い、母は私に「美大なんかXXXな人が多いからダメよ」と言いました。

何か将来につながるわけでもないのならする意味ないや、と思い勉強もせず絵を描くこともやめ、本とネットで暇をつぶして生きていました。(家庭の方針?で部活は入らせてもらえなかったし塾も行かせてもらえなかった)

 

周りのみんなは普通に大学進学を目標にしていました。

しかし高校3年になるまでセンター試験が何かも私は理解していませんでした。名前だけで無理そうな雰囲気がある。センターってなんだ?みたいな。

私は将来どうするのかもよく分からず、ぼんやりと生きていました。就職とかする気も無かったし、当時真剣に考えておけば、と本当に思う。

 

私は頭が良いわけではないのですが、要領が少し良かったのかして、成績が一応平均レベルでした。

 

それで私が旧帝大の偏差値が低い学部に入れるかも、と分かったら母が急に受験するように私に言いました。すべてにおいて投げやりで、なんでも人の言いなりだった私は受験することになりました。

 

勉強のやり方がよく分かりませんでした。内容も全然分かっていませんでした。

 

それでもセンターは8割くらいでした。「今年は簡単な年だったらしいな」と父に言われた。嫌味なのか別に何も考えていないのか、よく分からない。

 

二次試験は開示していないので得点率とかは分かりませんが、普通に落ちました。

前期後期とも同じところを受験して両方ダメで、私学は受けなかったので、行き場のないニートになりました。

 

それから家の近くでバイトを始め、時給が低いのでやめて、その後は数か月の短期バイトを2回やり、その合間に知り合いがいるパリに3か月住んだりとかしていました。

 

周りのみんなが人生のレールをガタンガタンとまっすぐ走っているのに、横転したままの私は外にでるのも憂鬱で、バイトの日以外は引きこもってぼんやりネットをするか本を読むか猫と遊ぶか……そんな毎日を送っていました。

 

そんなある日母が私に「ドイツに行きなさい」と言いました。

海外なんて行きたくない。

「このままじゃダメだって分かってるでしょう」

産業廃棄物みたいな子どもを作っておいて、なんで今更そんなことを言うの?嫌だ……。

 

私の意志とは関係なく何もかもが勝手に決められていきました。 

家の外にも出たくなかったのに、日本の外に島流し……じゃなくて大陸流しか?

そんなこんなでドイツ語を一言もしゃべれないまま私はドイツへと送りこまれました。

 

若い人に言いたい。(私も一応若いけどもっと若い人へ)

将来のことはしっかり考えて、人の言いなりになったりしたらダメだと。

どう言い訳しようが自分の人生は自分のもの。

恥ずかしい自覚があるから現実では「親のせいでこうなった」なんて言えないし、実際悪いのは何も考えてこなかった自分だと分かっているので、私も責任転嫁はもうやめました。

 

そして日本にいながら「日本は終わってる」とかそういう類いの主張している人を見る度に思う。

だったら日本出たらいいのにって。

どの国にも良い面、悪い面あるし、ドイツと日本どちらも良い国だと思うけれど、私はやっぱり日本の方が好きだ。

日本食の方がおいしいし……。

 

後、海外にいて「日本は終わってる」とか言ってる人は多分負け惜しみだと思う。

 

でも、なんだかんだでドイツに来て良かったと思います。

ドイツに来て色々なことがありました。やりたいことが見つかったり、自分と向き合えたり、人と知り合えたり、ありきたりな言い方だけれど世界が少し広がったと思います。

結局、今いる環境で自分と向き合って、色々決めて頑張るしかないのかも。

 

続き…ドイツに来てからのグダグダはいつか書くかな?

 

もうちょっと意識高い内容(一度レールを外れたら終わる日本は遅れてる!ドイツは大学に30代、40代の人が普通にいる!多様性を受け入れよう!みたいな)にしてみたかったけど、意識低すぎるせいか上手くいかなかった。そもそも私が日本を捨てた訳じゃないし。

釣りタイトルごめんなさい :p