好きじゃない、恋が分からない、そんなの嘘だって分かってた。大失恋の話その2

私は誰かに恋愛感情を向けられたとき、相手に飽きられるのを待つタイプです。

はっきり断って気まずくなるのは嫌だし、退屈な私といると大抵の人は「思ったのと違う」などと捨て台詞を吐いたり吐かなかったりして去って行く。私は安心する。いつだってそんな感じでした。(”いつだって”とは言えせいぜい3回くらいです……)

連絡が来なくなったってどうだっていい。

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私はそれまでの人にしたのと同じようにPに対しても振る舞いました。

デートに行ってもあまり喋らない、想いを返すようなことはなるべくしない。

 

それでもPは私を去ろうとしませんでした。
毎日あれやこれやとチャットを送ってくる。

挙句に「子供は何人欲しい?」「付き合ってどれくらいで結婚したい?」そんなことまで聞いてくるので(Pはまだ二十歳になったばかり)、私は「結婚」って言えば女がどうとでもなると思っているのではないか、とか勝手に不信感を募らせていたり。 


それでも結婚願望がない私が、一緒に住めたらいいのにと思うほどに、私の日常に彼が侵食してきているのが怖くもあり、嬉しくもありました。
 
ずっとずっと隣にいて欲しい。ずっとずっと隣にいたい。
好きだって分かってるんだけど、認めたくない。
恋するなんて自分じゃないみたいで。
 
私がこんなにわがままで所有欲にまみれてて、そして自己中だってことに、気付いてどうかさよならを言って欲しい。
 
なんて嘘だった。ずっと好きでいて欲しい。私がどっかに行ても好きでいて、大学卒業したら迎えに来て欲しいと思ったりもしました。
自己中でバカでお花畑。これが恋なのでしょうか……。

 

そして同時に今まで見たことのない謎の自分に困惑し、段々逃げたくてたまらなくなっていました。感情を乱されたくない。

どうせ失うのなら、早い方が傷が浅いと思った。

この頃からさっさと私から去ってくれ……と思っていました。

 

彼は「きれいな脚してるんだから、スカート履きなよ」とか「君は全然喋らない!」とか文句を私に言いました。

私は脚に大きな傷跡があるのもあり、小さい時に野山を駆け回っていた跡があちこちにありで、素足を絶対に見せたくなかったので夏場は何と言われようとジーンズを穿いていました。

 

私は元々無口な方で、とにかく2人きりで会話するのが苦手です。

最初何回か文句を言われたときは一応喋ろうと頑張ったのだけれど、それでも文句を言われていい加減嫌になって努力をやめました。

それがいやなのならどっか行けばいいじゃん、あなたが私を好きなのであって私は別にどうでもいい、みたいな投げやりな気持ちだった。

 

 

そして秋も深まり大学入学が近づいてきました。

この頃からPが私に送るチャットが減りました。

 

大失恋の話その3へ続く。